空気の神様
５月の終わり頃
茨城空港・那覇便就航記念ツアーのチラシを安いなーなんて見ていた一時間後
引き寄せて沖縄へ１～２週間行くことになった
帰りの日にちはすでに確定。
行きのスケジュールが確定したら、チケットを取るだけ。という状況。
照準合わせてのんびりしていた８月の始め
エアアジア 限定１万席１００円キャンペーンでチケットをゲットなワケで
また引き寄せた
４ヶ月以上も前から沖縄行きを決めていたけど
何をしようか
どこへ行こうか
ノープランで沖縄へ行ったのだ
それは１０月のこと
アメリカンフードや沖縄フード
地元スーパーうろついたり
プライベートビーチでヤドカリと遊んだり
ドライブしたり
写真撮ったり
貝殻拾ったり
海岸線お散歩したり
おばあとお話したり
遺跡見たり
のんびりのんびり本当にのんびり
そして沖縄滞在４日目の出来事
現地で合流した沖縄出身の人と
南の方にある御嶽（うたき:琉球の信仰における聖域の総称）へ
その人の今回のミッションのうちの最後の神様
空気の神様に会いに行く（拝み）というので
この日もノープランだったので面白そうなので同行させてもらった
場所の詳しい住所や名称などもわからぬまま
観光用の地図に丸印と指示「金城さんに聞く」と書かれたものだけもって出発
その地図を頼りに助手席でナビゲーション
一時間程かけておそらくこの辺だろう思われる現地の公民館で
金城さんはどこにいるのか場所を尋ねて行ってみた
「かねしろ」さんだと思っていたら「かなぐすく」さんだった
地域によって読み方も違うらしい
なぜか公民館の人は金城さんちを知っていた
が、金城さんはしばらく前に亡くなっていた
とりあえず公民館へ戻り
教えてくれたおじさんに亡くなっていたこと伝えたら
あの説明でちゃんと行けたんだ！？と
。。。
はてはて？何を試されているのだろうな。。
とにかく次へ進まねばと
駐車場にいた何かの工事しているんだろうと思われる作業着の
見知らぬおじさんに何となく尋ねてみると
なぜかどこに行けば良いのか知っていて
ざっくりとした手書きの地図を段ボールに書いてくれた
地図をゲットしたワケで
それだけを頼りにロールプレイングの旅が再開
つぎの場所へ小一時間かけてたどりつき
駐在所のおまわりさんに
そこの角を曲がると集落があるからそこで聞いてみてと
その方向へ行ってみると角にコンビニがあり
駐車場にいたおじさんが目に入ったので
その人に聞いてみることに
方言が強いし
内容もなにを言っているのかさっぱりだったけど
おじさんが知るユタ（シャーマン）を紹介してくれた
軽トラに積んである荷物の整理を忙しくしていたおじさん
バックミラー越しによくよく観察してみると
その荷物はゴミにしかみえなくて
中の空き缶を右から左へ移していただけという
なんとも不思議な動き
そしてその不思議なおじさんの紹介のユタは結局偽ものだった
いろいろな出会いに
いろいろな指示
本当に道中いろいろあって一日がかり
全くたどり着けず
困り果て
元ネタ発信のユタに連絡を取り
その紹介で
その場所を知っているという知り合いのユタ（ノロだったかな）の連絡先を教えてもらい
待ち合わせて道案内をしてもらえることになった
元ネタのその人もはじめから紹介してくれれば良かったのにな
と思いながらも一安心
そして、待ち合わせた場所が
なんとなんとフリダシのあの公民館前の公園だった
はじめからなぜその流れにならなかったのかは
とても不思議に思ったけど
結局たどり着けたから
一日かけたことは何かの時間調整だったんだと
理由も無くそういうものだと納得した
結局フリダシの場所から５分のところにそこはあった
そこはおそらくセーファーウタキとかアブチラガマとか名前もついていないような
こんなところに洞窟があるなんて？というびっくりする場所だった
誰かが所有する敷地（畑）の地下にあったのだ
後日googlemapで詳しい場所を確認したら池っぽい感じに水色になっていたけど
実際の見た目は完全に土だったな
不思議でたまらない
敷地の間にある
細い薮道を入って行き突き当たり右側を見ると
少し崖っぽくなっていて
鬱蒼としていて
ハブに注意な感じのところ
足を滑らせないようにおそるおそる降りて行く
洞窟の入り口が見えた
少し入って行くと
お線香を立てるところもある
なにか歴史的なこと王子がどうだのとか書いてあったな
写真を撮るにも罰が当たりそうなのでやめた
下の方へ奥深くに洞窟がつながっているのだろうな
ケイビングでも入って行こうとは全く思えないところ
知るヒトぞ知る的な場所
蚊の大群に襲われながら
お線香をあげ
お供え物をして
手を合わせる
お線香が消えるまでそこにとどまるのが儀礼らしいが
蚊の大群に圧倒されてしまい半分くらい燃えたのを確認して上へ上がった
空気の神様は見えなかったけど
きっと会えたんだろう
一日通してとても不思議体験をしてきた
知らないことがまだまだあるなぁ
旅の続きはどうなるのかな♪
kohane
